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子供たちの涙

戦後七十年
日本人さえも知らなかった
戦争の落とし子たちの悲劇

父に会うことは叶わなくても
せめて知ってほしい涙の真実を

第二次世界大戦中の、オランダ植民地下の*インドネシアで、
軍人・軍属の日本人男性とインドネシア系オランダ人女性の間に生まれた混血の子たち。
終戦後、父が日本に引き揚げ、母の国オランダへ渡った彼らは「敵国の子」と蔑まれた。
自分は何者なのか、望まれて生まれてきたのか……。
その答えを知るためにも、日本にいる父にひと目会いたい想いが募った。

一人の日本人元兵士が協力を名乗り出た。
彼の元に寄せられた父親探しの依頼状は、百通を越えた。
実際には、その何倍もの涙の物語があったことだろう。
時は残酷にも流れ、戦後七十年、
かつての子供たちもすっかり年老いた。
その大半は、父が日本人であること以上は何も知らされないまま…。

日本人すらも知らなかった、
終わらない戦後を追った渾身のドキュメンタリー。

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第33回日本映画復興賞受賞
オランダ国際ドキュメンタリー映画祭DOC FEED2016 公式招待
IMA国際映画賞2014 短編ドキュメンタリー部門金賞受賞(インドネシア・ジャカルタ)

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*インドネシアは、1602年のオランダ東インド会社設立を機に、長らくオランダの支配下にあり
「オランダ領東インド(蘭印)」と呼ばれていた。1941年12月8日、日本は太平洋戦争に突入。
3ヶ月後、蘭印軍は日本軍に無条件降伏。以降、1945年8月15日の終戦まで、日本占領下にあった。
その後、オランダとの独立戦争を経て、1950年インドネシア共和国となる。

子供たちの涙